毎日ネット検索で、家づくりの失敗談ばかり見てるあなたへ
もう、疑心暗鬼になるのは終わりにしませんか?
僕の失敗談が、あなたの最高の家づくりへの地図になります。
深夜、薄暗い部屋でスマホを握りしめ、「ハウスメーカー 失敗」「注文住宅 後悔」なんてキーワードで、また検索してますね?
「コンセントが足りなかったらどうしよう」「冬、寒すぎて後悔してるって記事、読んでゾッとしたな…」「営業マンと揉めるって話も聞くし、どの会社を選んでも失敗するんじゃないか」
そんな疑心暗鬼に陥って、楽しかったはずの家づくりが、いつの間にか恐怖の対象になりかけている、タカシさん。
分かります。その気持ち、痛いほどよく分かりますよ。
僕も、まさにあなたと同じような不安の中で、家づくりを進めた一人ですからね。
僕が20年以上、営業としてたくさんのお客様と向き合ってきた中で、一番多く耳にする言葉。それはやっぱり「失敗したくない」なんです。
インターネット上の「失敗談」や「後悔」のブログ記事って、一見すると怖さを煽るネガティブな情報に見えますよね。
でも、僕にはそれが「成功への宝の地図」に見えるんですよ。
なぜかって?
先人たちがどこで躓いたかを知っていれば、僕たちはその石を避けて通ることができるからです。
「知れば知るほど不安になる」という心の重荷を、「知っているからこそ回避できる」という安心感に変えたい。 失敗談を単なる愚痴として消費するんじゃなくて、具体的な解決策とセットで提示して、「転ばぬ先の杖」をお渡ししたい。
それが、このブログで僕が一番伝えたいことなんです。
今回は、僕自身の「2階トイレを設置しなかったことへの後悔」という、リアルな失敗談を、包み隠さずお話しします。
僕の経験が、あなたの家づくりを「知っているからこそ回避できる」安心感で満たし、再び前向きに取り組むきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
減額調整の落とし穴。「2階トイレはいらない」と判断した僕の甘さ
僕もね、家を建てる前は「2階にトイレ、本当に必要かな?」って思ってたんですよ。
だって、1階に立派なトイレがあるわけだし、掃除の手間も一つ減るし、何より減額調整の大きなポイントだったんですから。
予算オーバーが見えてきたとき、ハウスメーカーの担当者さんから「減額ポイントとして、2階トイレをなくすのはいかがですか?結構、費用削減になりますよ」って提案がありました。
その時の僕は、「なるほど!賢い選択だ!」って、完全に目先のコスト削減に飛びついてしまったんです。
だって、数十万円のコストダウンって、結構大きいじゃないですか。
その数十万円を、別のところに回せると考えたら、もう「2階トイレは贅沢品だ」って思い込んじゃったんですよね。
当時の僕の頭の中は、こんな感じでした。
- 「掃除が大変になるし、一つで十分でしょ」
- 「来客もそんなに多くないし、問題ない」
- 「子どもたちが大きくなっても、なんとかなるだろう」
- 「その分、リビングを広くしたり、キッチンに良い設備入れたりしたいな」
今思えば、完全に生活シミュレーションが甘かった。
営業マンとしてお客様の「?」を「!」に変えることを20年やってきた僕が、自分の家づくりのこととなると、こんなにも視野が狭くなってしまうなんて。
人間って、本当に「目先の利益に囚われやすい」生き物なんですよね。
住んでみて分かった「2階トイレなし」のリアルな不便さ
いざ、新居での生活が始まって、すぐに「しまった!」と思いました。
特に、僕が後悔したポイントは大きく2つです。
夜中の「我慢」と「ヒヤヒヤ」
夜中、トイレに起きた時。
真っ暗な2階の寝室から、階段を降りて1階まで行くあの道のり。
特に冬の寒い日なんかは、モコモコのパジャマを着てても、足元から冷気がスーッと上がってきて、「うわ、寒い…」ってなるんですよ。
半寝ぼけの状態で階段を降りるのって、意外と危ないんですよね。
特に小さなお子さんがいる家庭なら、親が夜中に階段を降りる音で、子どもが目を覚ましちゃう、なんてこともありました。
そして、あの「漏らさないように…」っていう、夜中の独特の焦燥感。
「早く!早く!」って心の中で叫びながら、階段を急いで降りるんですよ。
あの時、「あぁ、ここにトイレがあったら、どんなに楽だったろう…」って、何度思ったことか。
僕が節約した数十万円は、この毎晩の「安心感」と「快適さ」を奪っていったんだと痛感しました。
朝の「渋滞」と「イライラ」
次に、朝の忙しい時間帯。
我が家は妻と未就学児が2人いる4人家族なんですが、朝の洗面所って、もう戦場なんですよ。
子どもがトイレに行きたがっても、誰かが使ってたらもうアウト。
「パパ、まだー?」「ママ、早くしてよ!」
なんて声が飛び交う中で、さらにトイレ争奪戦が繰り広げられるわけです。
結局、誰かが我慢することになったり、時間をずらして出かけたり。
あれって、毎日の小さなストレスなんですよね。
「時間」って、お金で買えない価値じゃないですか。
たった一つのトイレのために、家族みんなが朝からバタバタして、ピリピリするなんて、想像もしてなかった。
僕が削ったのは、数十万円の費用だけじゃなく、家族の「笑顔」と「心のゆとり」だったんだなって、つくづく感じます。
「後から増設」が高額になる絶望感と、本当のコスト
僕もね、あまりの不便さに、「後からでも2階にトイレ、つけられないかな?」って建築業者さんに相談したんです。
そしたら、言われました。
「佐藤さん、それはかなり大掛かりな工事になりますよ。費用も新築で付けるのとは比べ物にならないくらい高額になります。」
えっ、本当?って思いましたよ。
話を聞いてみると、想像をはるかに超える工事が必要だと分かったんです。
- 配管工事: 既存の壁や床を剥がして、給水管と排水管を通す必要があります。これがもう大変な作業。
- 換気工事: トイレには換気扇が必須ですから、これも壁に穴を開けてダクトを通す作業が発生します。
- 電気工事: 照明やウォシュレットのコンセント、換気扇の配線など、電気工事も当然必要です。
- 内装工事: 配管や配線を通した後の壁や床、天井の解体と復旧。当然、クロスやフローリングの張り替えもセットです。
- 構造への影響: 最悪の場合、建物の構造に影響が出ないか確認しながらの作業になることも。
これら全部ひっくるめると、軽く100万円以上はかかる、って言われて、愕然としました。
新築時に数万円~数十万円をケチった結果、後から何倍もの費用がかかるなんて、本当に本末転倒ですよね。
まさに、経済学でいう「機会費用」ですよ。
2階トイレを設置しないことで節約した金額の裏で、僕が失ったのは「夜間の安心」「朝の快適さ」という非経済的な価値、そして将来的な「高額なリフォーム費用」という経済的リスクだったんです。
よく「初めての長期旅行で、荷物を減らすために重要そうなものをいくつか諦めたが、旅先で『あれがあれば…』と何度も後悔する。旅の費用は浮いたが、旅の快適さと経験価値は大きく下がった」なんて例え話があるけど、まさにその通りでした。
あの時、もう少し長期的な視点を持って判断していれば、と、今でも後悔が尽きません。
それでも「2階トイレいらない」という意見、本当にそう?
中には、「2階トイレなんてなくても全然平気だよ!」とか、「掃除が楽になるし、むしろなくて良かった!」って声も聞きます。
それも、もちろん一理ありますよね。
- 掃除の手間が減る: トイレが一つ減れば、その分の掃除時間は確かに浮きます。
- スペースの有効活用: トイレがなくなる分、収納スペースにしたり、書斎にしたり、廊下を広げたりできます。
- ランニングコストの削減: 水道代や電気代(ウォシュレットなど)が少し減るかもしれません。
- 家族のコミュニケーション: 1階に集まる機会が増えて、会話が弾む、なんてこともあるかもしれません。
でもね、僕が営業マンとしてお客様の不安を汲み取り、先回りして解決してきた経験から言わせてもらうと、これらのメリットって、「日常の快適さ」や「将来への安心感」には敵わないことが多いんです。
考えてみてください。
掃除の手間が減ったとしても、夜中に階段を降りるストレスや、朝のトイレ争奪戦でのイライラは、それを上回る負担になりませんか?
「高齢化社会」という視点で見ると、将来的に足腰が弱くなった時、夜中に階段を降りるのがどれだけ危険で負担になるか。そのリスクも考慮すべきです。
快適性や精神的ゆとりは、金銭では買えない価値ですよ。
目先のコスト削減でそれを損なうのは、本当に賢い選択だと言えるでしょうか?
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」とは言いますが、家づくりにおいては誰もが初心者。
僕のこの失敗談が、あなたの歴史の一部になってくれたら、これほど嬉しいことはありません。
後悔しない家づくりのために、僕が今、あなたに提案したいこと
じゃあ、僕の失敗談を踏まえて、これから家づくりをするあなたに、僕が何を伝えたいか。
それは、「『見えないコスト』と『長期的な視点』を最優先にする」ということです。
具体的な対策としては、こんなことを提案します。
HOW-1 (短期的な対策)
もし、すでに2階トイレなしで住み始めている方、あるいは、家づくりで迷っているタカシさんのような方は、まず家族でしっかり話し合ってみてください。
- 家族内でのトイレ利用時間の調整や「事前告知」ルールを設ける。
- 夜間移動時の安全確保のため、2階から1階への経路に人感センサーライトやフットライトを設置する。
- 1階トイレの清掃・消臭を徹底し、可能な限り快適な空間を維持する。
これだけでも、毎日のストレスが少しは和らぐかもしれません。
HOW-2 (中期的な対策)
そして、将来を見据えた準備も大切です。
- 将来的な増築・リフォームの可能性を見据え、そのための資金計画(貯蓄目標)を立てる。
- 簡易的なポータブルトイレや災害用トイレを2階に設置し、非常時や一時的な代替手段として活用する。
- 住宅ローン減税やリフォーム補助金制度など、利用可能な制度の情報を収集する。
急には無理でも、少しずつでも準備を進めることで、心の負担は軽くなります。
HOW-3 (長期的な対策)
そして、本当に理想を追求するなら、プロの力を借りましょう。
- 専門家(建築家、リフォーム業者)に相談し、2階トイレ増設の実現可能性と正確な見積もりを取得する。最も効率的・経済的な方法を検討・実行することが大切です。
- 家族構成やライフスタイルの変化(例:子供の独立、自身の高齢化)に合わせて、住み替えや大規模リノベーションを視野に入れることも考えても良いかもしれません。
- そして、ぜひあなたの経験を共有してください。僕が今しているように、これから家を建てる人々が同様の後悔をしないよう啓蒙することは、とても価値あることですから。
僕が20年間、お客様の「言葉にできない不安」や「聞きにくい本音」を汲み取ってきた経験から言えるのは、家づくりは「情報戦」であり「想像力」が鍵を握るということです。
ネット上の文字情報だけでは伝わらない、「なぜその失敗が起きたのか?」「どうすれば防げたのか?」という現場の裏側にあるロジックを、僕の経験というフィルターを通してお伝えしています。
だからこそ、タカシさん、あなたには僕と同じ失敗をして欲しくない。
「減額調整」という言葉の裏には、目には見えない「不便さ」や「後悔」というコストが隠れている可能性がある、ということを忘れないでくださいね。
家づくりは、未来の自分への投資です。安易なコストカットは、未来の自分への裏切りになりかねません。
節約は賢明な選択だ。でも、人生の質まで削ってしまっては、もはや節約とは呼べないんです。
【まとめ】後悔は、未来をより良く生きるための教師
今日の話をまとめますね。
- 僕が2階トイレをなくしたのは「減額調整」のためだったけど、結果的に「夜間の不便さ」と「朝のストレス」という大きな「見えないコスト」を払うことになった。
- 後から2階トイレを増設しようとすると、配管や内装工事が大掛かりになり、新築時よりもはるかに高額な費用がかかるという現実がある。
- 「2階トイレはいらない」という意見も一理あるけど、家族の「快適性」や「心のゆとり」、そして「将来の安心感」という価値は、目先のコスト削減以上の価値があると知るべき。
- 後悔しない家づくりのためには、短期的な費用削減だけでなく、長期的な視点と生活シミュレーションが不可欠。そして、分からないことは信頼できるプロに相談するべき。
タカシさん、大丈夫です。
あなたが今感じている不安は、決して無駄じゃありません。
むしろ、それは「もっと良い家づくりをしたい」という、あなたの真剣な想いの表れです。
「知れば知るほど不安になる」から、「知っているからこそ回避できる」安心感へ。
僕の失敗談が、あなたの家づくりにおける「転ばぬ先の杖」となれば、これほど嬉しいことはありません。
もし今、家づくりでどこから手をつければいいか分からない、どこに相談すればいいか迷っているなら。
まずは、あなたの理想の家について、プロと一緒に具体的に考えてみませんか?
僕がそうだったように、多くの人が家づくりで悩んでいます。
でも、その悩みは、必ず解決できます。
あなたの最高の家づくりを、心から応援していますよ。

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